ネアックルン



カンダール州とプレイベン州の間に流れるメコン河沿いの小さな町。2011年現在、対岸に渡るには船(フェリー)にのる必要があり混み合う。この辺りにあるレストランでは亀や水鳥料理が豊富。1973年には米軍が誤爆し、400名近くの民間人死傷者を出したが10年以上極秘とされてた。

ネアックルン橋梁建設計画
プノンペンから国道1号線を南下し56km地点に位置するネアックルン。その町に新しい橋が、日本政府の無償資金援助(供与限度額119億4,000万円)により建設されることが決定した。 現在、ネアックルンは、メコン河を境に町が分かれており、輸送フェリーが車両や人々を運んでいるが、物流問題、緊急医療輸送問題、生活水準問題などから、早急な橋建設が望まれていた。工事は、三井住友建設が約78億円で工事を受注し、設計・施工監理は長大・オリエンタルコンサルタンツJVが担当するという。 この橋が完成すれば、アジアンハイウェイ構想の一部である、タイ(バンコク)―カンボジア(プノンペン)―ベトナム(ホーチミン)を結ぶ「南部経済回廊」が実現することとなる。これらは、カンボジア以外の国々への経済発展にも繋がると、アセアン各国からの期待も強い。 ちなみに、プノンペンから、ベトナムへと続く国道1号線のうち、ネアックルンからベトナム国境まではアジア開発銀行(ADB)により完全舗装されている。

コラム:フェリー乗船 体験記
乗合バスでプノンペンからベトナムへと向かったときのこと。途中、ネアックルンという町のフェリー乗り場で停車した。「トントン」と窓をたたく音が聞こえ、何ごとかとカーテンを開けると、大勢の売り子が、われ先にとパンやゆで卵、ソフトドリンクに新聞など様々なものを売りに来ていたのであった。少し降りてフェリー乗り場を散策していると、亀や虫など少し変わった郷土料理も販売されていた。込み合う時間だったのか、そこで45分程待つことになったが、カンボジアの人々の「活力」を目の当たりにし、とても楽しい時間を過ごせた。 フェリー乗船時間は10分ほどであったが、船の中でも幼い少女が売り子をしていたのが印象的だ。 今後、ここに橋が架かるということで、旅行者や地元の人々の移動も大変楽になるとは思うが、彼女たちの売り上げも激減するのかと考えると、微妙な心境である。