地域情報

プノンペン

15世紀にアユタヤ王朝(現タイ)の攻撃を受け、アンコール王都を放棄してプノンペン近郊のウドンに都が移されたのが始まりとされる。 近隣国タイ、ベトナムの首都と較べるとかなり小規模ではあるが、高層ビルや大型ショッピングセンターもあり、賑わいを見せている。 主な外国人訪問、駐在者としては政府関係、NGO関係、ビジネス目的が多い。 シェムリアップへは車、またはボート利用で6時間前後、飛行機だと40分程。隣国タイ・バンコクまでは飛行機で1時間程。ベトナム・ホーチミンまでは飛行機で45分程。

 

シェムリアップ

カンボジアのシェムリアップ州の州都である。アンコール・ワット、アンコール・トムなどを含むアンコール遺跡群の観光拠点となっている。日本ではシエムレ アプとも表記される。9世紀~15世紀にかけアンコール王朝の首都であったが、アユタヤ王朝(現タイ)による度重なる侵略により15世紀半ばに滅ぼされ放 棄されていた。日本で言うところの京都や奈良にあたり、外国人観光客の多くが訪れる。そのため、観光産業従事者と、他の産業の従事者との所得格差が大き い。見どころやアクティビティは多数あり、楽しみ方も様々。

 

プレアシハヌーク(シハヌークビル)

旧名称コンポンソム/シハヌークビル。プノンペンより南西部に位置し、タイランド湾に面した港湾都市である。国際港として開発が進んでおり、港近くには経 済特別区も建設されている。また、タイランド湾沖ではダイビングや島巡りなどが楽しめ、世界中からのリゾート客誘致を目的とした整備が進められている。

 

オダーミエンチェイ

シェムリップ北部に位置する街であり、タイと国境を有する。州都サムラオンの意味は「深い森」である。内戦終了後もアンロンベン地域を中心にクメールルージュ、ポルポトや幹部がいたため、州都よりもアンロンベンの方が有名である。地雷が多い地域なので、人々が歩いた道跡を歩くこと。特に地雷看板がない地域にもまだ地雷が多く残っていると予測されるため注意が必要。見所は少ないが、ポルポトを知るためには必見の地である。オダーミエンチェイと呼ばれることもある。 移動手段:陸路移動のみ ― プノンペンより約9時間 ― シェムリアップより約3時間 未舗装道路:あり

 

カンダール

カンダールは日本でいう千葉、埼玉、神奈川的なベッドタウンエリアであり、首都プノンペンを囲むように広がっている。州人口は126万人ほど。この州には海外資本の大きな工場が多く、地元以外の地方からも多くの人々が働きに来ている。 移動手段:車、バスなど陸路移動のみ ― プノンペンより約30分 ― シェムリアップより7時間

 

カンポット

プノンペンより南西部に位置し、タイランド湾に面した静かな街。街を隔てるようにコンポンバイ川が流れており、それを望むようにフランス植民地時代の建築物が並んでいる。観光ではボーコー国立公園が有名で、現在急ピッチでリゾートホテル開発も進められている。今後観光産業が伸びると予測される。特産物は塩、胡椒のほか、ドリアンも有名である。 プノンペンから3号線を利用し車で3.5時間、2号線経由で約4時間。町からは約30分でケップ、約1.5時間でシアヌークビルへと到着する。 移動手段: 車、バスなど陸路移動のみ ― プノンペンより3.5時間 ― シェムリアップより10時間

 

クラチェ

プノンペンより北東部、シェムリアップより南東部に位置する小さな街でメコン川に面している。人口の多くは第一次産業に従事しており、漁業と農業が重要な収入源である。観光はメコン川に生息する河イルカが有名で、西洋系NGOがメコン川をベースとしたエコツーリズム開発を進めている。見所は少ないため、途中コンポンチャムを経由するなど、両都市見学するといい。 プノンペン、シェムリアップより7-8時間ほどで到着。主要道路は全舗装済。

 

ケップ

プノンペンより南西部に位置し、タイランド湾に面した小さなリゾートエリア。観光客も少なく、手付かずのビーチがあるため、カンボジアの連休時にはカンボジア人はもちろん、在住外国人も多く集まってくる。国立公園やマングローブの森などもあり、今後新たなエコツーリズム&リゾート地として最注目されている。宿泊施設は値段の割にクオリティが高いところが多い。 移動手段: 車、バスなど陸路移動のみ― プノンペンより4時間― シェムリアップより10時間

 

コッコン

プノンペンより西部に位置し、タイランド湾に面した港町。タイとの国境を有しているが、プノンペンやプレアシハヌークまでのアクセスがいいとは言えず、ポイペトの国境ゲートと較べると利用者は少ない。街は国境カジノエリアと、中心エリアとに分かれている。手付かずの自然と野生生物の宝庫であり、エコツーリズムスポットとして注目されている。 移動手段: 車で陸路移動か、シハヌークビルよりフェリー ― プノンペンより約4.5時間 ― シハヌークビルよりフェリーで4.5時間

 

コンポンスプー

プノンペン西部に位置する小さな街で多くの旅行者はプレアシハヌーク州やコッコン州への移動中に通る程度である。多くの者は農業に従事している。この町一番の観光地であるキリロム国立公園の観光客は在住外国人、ローカル旅行者が大半を占める。北部は山岳地域となり、カンボジア最高峰のアオラル山もある。また温泉の湧き出る地域もあり、今後エコツーリズムが期待される。 移動手段: 車、バスなど陸路移動のみ ― プノンペンより約1時間 ― シェムリアップより8時間

 

コンポンチャム

プノンペンより北東部、シェムリアップより南東部に位置する都市でメコン川に面している。州人口だけで見るとカンボジアで最も人口が多い州であるが、その多くが第一次産業に従事している。主な特産物はゴムやたばこであり、郊外には農園が広がっているほか、メコン川とその河川を利用した漁業の様子も見られる。見所はそれほど多くないがのんびりするにはいい。 移動手段: 車、バスなど陸路移動のみ ― プノンペンより約3時間 ― シェムリアップより4時間

 

コンポンチュナン

プノンペンより北部に位置する小さな河港街。見所は少ないが、カンボジアで最も陶器作りが盛んな地域で、のんびりとした農村部の人々の生活に触れるにはとても良い。州西部は山岳地域となり、カンボジア最高峰の山アオラルがあるため、今後の開発が期待される。街はトンレサップ湖から流れるトンレサップ川に面し、漁業も盛んであり、多くの水上生活家屋もある。 移動手段: 車、バスなど陸路移動のみ ― プノンペンより約2時間 ― シェムリアップより8時間

 

コンポントム

プノンペンより北部、シェムリアップより南東部に位置する町であり、両都市間の移動時の休憩ポイントとして立ち寄ることが多い。真臘(しんろう)時代およびアンコール時代の大型遺跡が二ヶ所あるほかはこれと言った見所は少ない。少数民族であるクイ族も一部住んでいる。大昔はコンポンプァトム(大蛇の港の意)と呼ばれていたが、省略され現在の呼び名になったと言われている。 移動手段: 車、バスなど陸路移動のみ ― プノンペンより約3時間 ― シェムリアップより3時間

 

ストゥントレイ

プノンペンより北西部、シェムリアップより東部に位置し、メコン川に面している街であり、ラオスと国境を有し、ラオス人も住んでいる。一時期ラオ族チャンパサック王国の領土になったこともある。2009年には、中国の支援により州都からラオス国境を繋ぐセコン川に大橋も完成し、アジアンハイウェイの一部として注目されている。見所はメコン川の滝やイルカ、野鳥などの自然を中心としたエコツーリズムであり、トレッキングやサイクリングなども楽しめる。 移動手段: 車、バスなど陸路移動のみ ― プノンペンより約8時間 ― シェムリアップより11時間

 

スワイリエン(バベット)

プノンペンより東部、シェムリアップより南東部にある平坦な街であり、ベトナムとの国境を有する。目立った観光地は少なく、州人口の多くは農業に従事している。ベトナムとの国境バベット地域には経済特別区があり、様々な工場が建設されているほか、カジノも多い。ベトナム国内ではカジノが禁止されているため、週末には多くのベトナム人がカジノ目的で訪れている。ベトナム首都ホーチミンまでは約3時間で行ける。 移動手段: 車、バスなど陸路移動のみ ― プノンペンより約3時間 ― シェムリアップより10時間

 

タケオ

プノンペン南部に位置し、ベトナムと国境を有する小さな街。日本人にとって馴染みやすい名前であるが、1992年に日本から派遣された自衛隊が国連平和維持活動(PKO)の一環で駐屯したため、聞き覚えのある人も多いだろう。昔ながらのシルク作り、機織り工房のほか、中大型のクメール遺跡や、動物園など見所も多く、今後観光産業の拡大も期待できる。  移動手段: プノンペンより2.5時間程で州都に到着。州都からアンコールボレイ地域までは陸路だと1.5時間程かかるが、水路だと1時間もかからず到着する。またベトナム国境までは車で40分程で到着する。

 

バッタンバン

プノンペンより北西部、シェムリアップより西部にある大きな街で、タイからプノンペンへの陸路輸入の中継地点となる。州面積は広いが西部の一部を除いて大半は平野となっている。クメール遺跡や内戦時の史跡など、見所は多く、2~3日ゆっくり観光するとちょうどいい。現在鉄道を復旧作業がADBにより進められており、近年中にはタイの鉄道と連結される予定。 バッタンバンは「棒を失くす」という意味で、実在したタダンボン将軍の伝説にちなんだものである。 移動手段: 車での陸路移動、ボート(シェムリアップのみ) ― プノンペンより約6時間 ― シェムリアップより4時間(ボートは季節により変動するが約4~8時間)

 

バンテアイミエンチェイ

プノンペンより北西部、シェムリアップより西部に位置する。見所としては大型のクメール寺院、野鳥保護区などがある。多くのバックパッカーは陸路でタイとの国境ポイペトから入国し、主要都市へと移動する。2009年4月にかつての悪路ポイペト-シェムリアップが全舗装された。今後バンコクから陸路経由の観光産業が期待される。また国境エリアに経済特別区があり、将来的には大規模な工業地帯になるかもしれない。現在は国境付近はあまり治安がよくないが、出国ゲートを越えたカジノホテル街は比較的治安が良い。移動手段: 車、バスなど陸路移動のみ―ポイペトまで、 プノンペンより約9時間― シェムリアップより2時間

 

パイリン

プノンペンより北西部、シェムリアップより西部に位置する小さな街。80~90年代にかけクメールルージュの地方拠点であったため、現在でもかなりの数の地雷が埋まっており撤去作業が行われている。また主な産出物は宝石であったが、内戦時にかなり掘り出され、現在はほとんど産出されていない。以前は特別市であったが、現在は州に変更された。バッタンバンからパイリンまでは車で約2時間、ここからタイへと国境を抜けることも可能だ。 移動手段: 車での陸路移動、スピードボートなど ― プノンペンより約8時間 ― シェムリアップより5時間

 

プレアヴィヒア

カンボジア北東部に位置し、タイと国境を有している。以前はトベイミエンチェイと呼ばれていたが、プレアヴィヒア寺院が世界遺産となった際に州名を変更した。州都から寺院までは未舗装道で110kmあり、シェムリアップから行く場合はアンロンベン経由がお勧め。広大な土地の割に人口は少なく人口密度は8人sq / kmとなる。地雷が多い地域もあるので注意が必要。 移動手段: 車での陸路移動のみ ― プノンペンより約6.5時間 ― シェムリアップより5時間

 

プレイベン

プノンペンより東部にある平坦な田舎街。目立った観光地はなく、外国人観光客はめったに訪れることはないため、州人口の80%は農業関係者と高い割合である。米の生産はバッタンバン州に次いで二位であるが、現金収入を求めて、都市部に出稼ぎに出る者も多い。2010年にはカンダール州北部よりメコン河に橋が架けられた。 移動手段: 車での陸路移動のみ ― プノンペンより約3時間 ― シェムリアップより8時間

 

ポーサット

プノンペンより北西部、シェムリアップからはトンレサップ湖を挟み南部に位置する街。州面積は広く、東部はトンレサップ湖、中部は平野、西部は山岳地域となっているため自然をベースとしたエコツーリズムなどの将来性は高い。また特産物はオレンジと大理石が有名であるが、別途天然資源の採掘も将来性がある。湖では水上生活者も多く漁業も盛んである。 移動手段: 車での陸路移動のみ ― プノンペンより約4.5時間 ― シェムリアップより8時間

 

モンドルキリ

カンボジア東部に位置する山岳部にある街。州人口の内80%近くはプノン族など10以上の山岳民族からなり、部族ごとに異なった生活様式、言語、文化が残っている。モンドルキリの意味は「山に出会う」であり、その名のとおり標高800mの山が連なる高原地域であり夜はかなり冷え込む。高原リゾート、エコツーリズムの場として注目されている。 移動手段: 車での陸路移動のみ ― プノンペンより約9時間 ― シェムリアップより12時間

 

ラタナキリ

プノンペンより北東部、シェムリアップより東部に位置する街であり、ベトナムとラオスに国境を有する。州人口の内75%は山岳民族で形成されており、部族ごとに異なった生活様式、言語、文化が残っている。手付かずの自然と野生生物の宝庫であるこの地はエコツーリズムの格好の場であり、人気の観光地となっている。ちなみにラタナキリの意味は「宝石の山」である。 移動手段: 車での陸路移動のみ ― プノンペンより約11時間 ― シェムリアップより14時間